LinkedIn(リンクトイン)を活用した就活ガイド

LinkedInは日本においてはまだまだ認知度の低いサービスですが、だからこそ就活に活用することで他の就活生と差別化できる一手となります。本記事では、LinkedInを就活に活用する方法や、始める際のポイントをお伝えします。

目次

LinkedInとは

LinkedInはビジネスに特化したSNSで、世界200カ国以上9億3000万人を超えるユーザーが利用する世界最大級のプロフェッショナル同士のネットワークです。アメリカでは大学に入学する前にアカウントを登録するのが当たり前になりつつあり、ビジネスの場面でも名刺交換の代わりにLinkedInで繋がる場面で増えています。2022年には、日本の登録メンバー(ユーザー)数が300万人を突破しました。

LinkedInの特徴

LinkedInは、X(旧Twitter)やFacebook、Instagaramなど他のSNSと異なり、ビジネスに特化した情報を発信、収集する場として棲み分けがなされています。特に、実名登録が必須なため、信頼性が確保された情報を得たり、ネットワークを構築することが出来ます。日本のユーザーの中心は、外資系企業に勤務する社会人、海外経験のある大学生、海外からの留学生です。

LinkedInを就活に活用する方法

OB/OGを見つけて、つながりを築く

OB/OG訪問は、企業研究や選考対策において非常に有効です。しかし、大学のキャリアセンターや知り合いを通じて志望する企業の先輩に辿り着けないこともよくあります。LinkedInを活用すれば、ユーザーのプロフィールから簡単に同じ出身大学の先輩や、志望する企業の社員を見つけることができます。見つけた際は積極的につながり申請を送り、メッセージでOB/OG訪問を希望する旨を伝えましょう。

キャリアプランの参考に

就活中、自分の将来のキャリアをどのように構築すべきか迷ったことはありませんか?どんな職業があるのか、どの業界が自分に合っているのか、具体的なキャリアパスを描くことは容易ではありません。そこで、LinkedInの活用が強力な武器となります。自分の将来のキャリアについて考える際、まず知りたいのは他の人たちがどのような道を歩んできたのかです。まず、自分が興味を持っている分野や職種の社会人のプロフィールを探しましょう。自分が理想とするキャリアパスを描いている人のプロフィールを見ることで、その道のりや経験を垣間見ることができます。また、LinkedIn上では、経験豊富な社会人たちが学生へのアドバイスやキャリアに関する洞察を共有しており、それらをキャリア選びの参考にすることも出来ます。

インターン・本選考への応募

LinkedIn上では、外資系の企業を中心にインターンや新卒ポジションの募集がなされれています。また、募集が公開されていなくても、LinkedIn上で企業や起業家に直接メッセージを送ることで、インターンや新卒のポジションを獲得できる場合もあります。いずれの方法を実施するにしても、自分のLinkedInプロフィールを充実させることが重要です。実績やスキル、志向性を明確にし、企業があなたの価値を理解し易くすることで、採用担当者からの面接の案内が来ることもあります。

LinkedInを始める際に

LinkedInは就活において重要なツールとなり得ます、効果的な活用にはプロフィールの充実つながりを広げることが不可欠です。

プロフィールを充実させるポイント

学歴と顔写真の追加

LinkedInは実名登録が必須のSNSであるように、その根幹には信頼が重要な要素となっています。プロフィールには出身高校と大学に加え、印象的でプロフェッショナルな顔写真を追加しましょう。そうすることで、信頼性が向上し、つながりの申請が受け入れやすくなり、メッセージへの返信率も向上します。

経験の記載

過去のアルバイト経験、インターン経験、ボランティア活動、研究内容など、具体的な業務内容や取り組んだプロジェクトを詳細に記載します。これによりあなたのスキルセットや志向性が明確になり、他のユーザーに興味を持ってもらい易くなります。

つながりを増やすポイント

積極的なつながり申請

つながりが多ければ、より多くの情報や機会に出会えます。同じ学校出身者、興味のある業界や職種の人など、積極的につながりの申請を行いましょう。

メッセージの工夫

つながり申請を送る際には、簡単な挨拶や理由を添えることで、相手が申請を受け入れやすくなります。また、相手からのメッセージには迅速かつ丁寧に返信することが重要です。

LinkedInの活用術(応用編)

自分のキャリアをグローバルレベルで捉える

LinkedInを通じて、自分のキャリアを国境を超えて捉えましょう。LinkedInのユーザーは世界中に広がっており、異なる国と地域のプロフェッショナルとつながることができます。就活の際には、日本という市場だけでなく、世界中に広がるキャリアのチャンスを視野に入れましょう。

LinkedIn Learningで必要なスキルを身に付ける

LinkedIn Learningは、オンライン学習サービスとして様々なスキルを学ぶためのプラットフォームです。LinkedInの有料会員にアップグレードすることで、無制限に視聴できます。志望する企業の選考や理想とするキャリアに必要なスキルが足りない場合、LinkedIn Learningを活用して補完しましょう。オンデマンドでコースを選択し、必要なスキルを効果的に習得できます。

LinkedInを活用することで、社会人とつながり、就活を効果的に進めましょう。この記事で紹介したポイントを実践し、LinkedInを通じて成功への一歩を踏み出してください。

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この記事を書いた人

アメリカのシアトルに留学中。青山学院大学在学中に、TikTokとMicrosoftの日本法人での長期インターンを経験。大学4年時に、シアトルのUniversity of Washingtonに留学。現在はアメリカのスタートアップに勤務。

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