【オーストラリアIT留学】0から未経験でもオーストラリアでエンジニアになるには?

今の世の中、名だたるIT企業といえばアメリカのシリコンバレーにありますが、アメリカに挑戦するのはちょっとハードルが高い。そんな人におすすめなのが、オーストラリアです。

オーストラリアも優れたプログラマーやテクノロジー関連の専門家を求めています。アメリカほどの競争はなく、新しい才能が歓迎される環境が整っています。ですので、世界中の優秀な人材が流れてきています。特に、オーストラリアは未経験からプログラマーとしてのキャリアをスタートさせるのに理想的な場所です。

この記事では、ゼロから始めてオーストラリアでプログラマーになる方法を詳しく解説します。この道のりは容易ではありませんが、可能性は確かに存在します。今回はその具体的な方法と見えてくるビジョンについて解説していきます。

目次

方法は大きく3つある

今回紹介する完全未経験からオーストラリアでプログラマーになる方法は

  1. オーストラリアで学位を取って現地就職
  2. 日本で経験を積んでオーストラリアで転職
  3. 完全未経験からオーストラリアへ渡航する

以上の3つです。

1. オーストラリアで学位を取って現地就職

まず最初に紹介するのは、オーストラリアで学位を取って現地就職する方法です。

オーストラリアで学位を取得し、そのまま現地での就職を目指す方法は、多くの留学生や技術者にとって魅力的な選択肢です。具体的なステップを見ていきましょう。

学位取得

  • 留学プログラムの選定: オーストラリアの大学や専門学校でプログラミングや関連分野の学位を取得するための留学プログラムを探します。適切な学校やカリキュラムを選ぶことが重要です。
  • 入学手続きとビザ申請: 選んだ学校への入学手続きと学生ビザの申請を行います。ビザ申請には必要な書類や手続きがありますので、事前にしっかり準備しましょう。

具体的な専門学校、大学

専門学校

  • Academy of Information Technology (AIT)
  • Macquarie Education Group Australia
  • TAFE
  • Canterbury Technical Institute
  • International House VET

大学

  • シドニー工科大学
  • クイーンズランド工科大学
  • スウィンバーン工科大学
  • ニューキャッスル大学

などになります。

キャリア準備

  • 就職活動の準備: 学業に加えて、オーストラリアの就職市場や求められる技術スキルについての調査を行います。履歴書やポートフォリオの準備、エントリーテストの勉強など、就職活動に向けて準備を進めます。
  • インターンシップや実務経験の取得: 大学内でのインターンシップや現地企業での実務経験を積むことで、就職に有利なスキルや経験を身に付けることができます。

就職活動

  • キャリアセンターやキャリアフェアの利用: 大学のキャリアセンターや就職支援サービス、就職フェアなどを活用して、現地の企業とのコネクションを築きましょう。
  • 企業へのアプローチ: 興味のある企業に対して、履歴書や職務経歴書を送付し、インターンシップや採用に向けて積極的にアプローチします。

流れをまとめると

  1. オーストラリアの専門学校・大学でITを学ぶ
  2. 在学中・卒業後にインターンシップやパートタイムで経験を積む
  3. ポートフォリオ、履歴書作り(Linkedin)
  4. 現地で就活

2. 日本で経験を積んでオーストラリアで転職

日本での経験を活かして、オーストラリアでのキャリアをスタートさせる方法も一つの選択肢です。日本での経験を積んだ後、オーストラリアでの転職を目指す手順について見ていきましょう。

技術スキルの向上

  • 最新の技術トレンドに追随: 日本での経験を活かしながら、オーストラリアで求められる最新の技術やツールについて学びましょう。これにより、市場価値を高めることができます。
  • 英語力の向上: オーストラリアでの仕事に必要な英語力を身につけるために、英語の勉強やコミュニケーション能力の向上に取り組みましょう。

オーストラリアでの求人情報のリサーチ

  • 現地の求人情報をチェック: オーストラリアでの求人情報やキャリアサイトを活用して、自分のスキルセットや経験にマッチするポジションを探しましょう。
  • ビザ取得の準備: 日本からオーストラリアで働くためのビザ取得手続きや条件を調査し、必要な書類や条件を準備します。

エンジニアの種類

日本でITエンジニア経験があるといっても、自分のスキルが活かせるのはどの職業なのかはっきりさせる必要があります。

  • Web Developer
  • Network Engineer
  • Security Spesialist
  • Programmer
  • Fullstack Engineer
  • Business Analyst
  • Project Manager
  • Big Data Analyst
  • UX/UI Designer

以上が主なポジションになりますが、オーストラリアと日本のポジションの違いはしっかりと調べてから応募するようにしましょう。

コンタクトの構築とアプローチ

  • オーストラリアの企業とのコネクション構築: LinkedInなどのプロフェッショナルネットワークを活用して、オーストラリアの企業や業界関係者とのコネクションを築きましょう。
  • 企業への応募: 興味のある企業に対して、履歴書やポートフォリオを送付し、積極的に応募します。また、オンラインやリモートでの面談やテストを受ける準備をしましょう。

linkedinなどの求人サイトを利用して応募できるポジションにアプローチしていきます。詳しい方法はまた別のの機会に記事をまとめようと思います。

流れをまとめると

  • 日本のIT企業で3年ほど経験を積む
  • 英語学習
  • ポートフォリオ作成
  • オンラインで就職活動

日本での経験を活かしてオーストラリアでのキャリアを構築するためには、市場の要求に合わせたスキルやビザの準備が重要です。積極的なアプローチと現地での求人情報へのアクセスを確保することが成功のカギとなります。

3. 完全未経験からオーストラリアへ渡航する

未経験からオーストラリアでのプログラマーとしてのキャリアをスタートさせる道もあります。この方法は挑戦的ですが、可能性は決してゼロではありません。具体的な手順を見ていきましょう。

基礎的なスキルの獲得

  • オンライン学習リソースの活用: コーディングやプログラミングの基礎を学ぶためのオンラインコースや教材を利用しましょう。無料または低コストのオプションも豊富です。
  • プログラミング言語の選定: オーストラリアで需要の高いプログラミング言語や技術をリサーチし、その中から興味を持てるものを選択します。

オンラインで得た修了証明書をLinkedinに追加しよう

以前紹介したハーバード大学のCS50や完全オンラインで大学の学位が取れるUniversity of Peopleなどの修了証書をLinkedinや履歴書に追加しましょう。完全未経験でもそこからインターン取得したという方は少なからず存在します。

留学やトレーニングプログラムの選択

  • 留学プログラムの検討: オーストラリアの留学プログラムや専門学校のコースを調査し、プログラミングに関連したコースを探します。
  • 専門的なトレーニングプログラムの参加: オーストラリアで提供される専門的なトレーニングプログラムやコーディングブートキャンプに参加することで、実践的なスキルを身につけます

進路が決まらなくてもとりあえずオーストラリアへ行くのは結構アリ

オーストラリアはワーキングホリデービザが取得できる国の中でも特に人気で、多くの日本人が渡豪しています。ITの経験がない、英語が話せない、お金がないという人はまずオーストラリアへワーキングホリデーしに行くことをお勧めします。というのも、現地へ行ってみないとわからないことが多すぎるからです。ワーキングホリデーでしっかりと仕事をすれば貯金をたくさんすることが可能です。ワーキングホリデーが終わったら学生ビザに切り替えて専門学校に入学すれば、英語力を伸ばしつつ、資金も余裕がある状態でオーストラリアでの学びをスタートすることができます。

現地での挑戦と学び

  • 現地での学習と実践: 留学先やトレーニングプログラムで学んだスキルを実際のプロジェクトやインターンシップなどを通じて実践しましょう。
  • コミュニティ参加: 現地のプログラミングコミュニティやイベントに積極的に参加し、業界の動向や情報をキャッチアップします。

オーストラリアでは、就職活動に限らず何をするにおいても人脈が大事になってきます。meetupイベントが頻繁に開催されているので積極的に参加してコネを作るようにしましょう。

流れをまとめると

  • ワーホリでオーストラリアへ
  • 現地で働いて貯金、ついでに英語学習
  • ワーホリのビザが終わったら学生ビザに切り替え
  • 専門学校でIT学ぶ
  • 就職活動

完全未経験からの挑戦は困難な道ですが、熱意と積極性を持って学び、現地のコミュニティや教育プログラムを活用することで、オーストラリアでのプログラマーとしてのキャリアをスタートさせることができるでしょう。

まとめ

オーストラリアでプログラマーとしてのキャリアをスタートする方法は様々です。留学を通じて学位を取得し、現地での就職を目指す方法、日本で経験を積んだ後にオーストラリアでの転職を考える方法、そして完全未経験から挑戦し、オーストラリアでプログラマーとしての道を切り拓く方法があります。

留学を選択する場合は、オーストラリアの大学や専門学校でプログラミング関連の学位を取得することが可能です。学業を通じて求められるスキルを身につけ、現地の就職市場にアプローチすることが重要です。

日本で経験を積んだ後に転職する場合は、現地の求人情報をリサーチし、求められるスキルやビザの取得を行います。現地のコネクションやアプローチが成功への近道です。

そして、未経験からの挑戦は困難ですが、オンライン学習や留学、トレーニングプログラムを通じて基礎的なスキルを身につけ、現地での学びやコミュニティ参加を通じて成長し、オーストラリアでのプログラマーとしてのキャリアを築くことが可能です。

それぞれの方法には異なる道のりがありますが、熱意や積極性を持ちながら、自分に合った方法で目指すことが重要です。自分のキャリア目標や状況に合わせて、最適な道を選択し、夢を実現させるための第一歩を踏み出しましょう。

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この記事を書いた人

青山学院大学で映像製作を専攻し、コンテンツ制作について学ぶ。現在はオーストラリアのクイーンズランドに留学中。ITやビジネスについて学ぶ。

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