【カバーレター例あり】自力で東南アジアのインターンシップを獲得する方法

東南アジアでのインターンシップは、海外留学やワーキングホリデーとは一線を画す魅力的な選択肢です。アメリカやイギリスなどの英語圏での経験も魅力的ではありますが、この地域でのインターンシップは異なる視点を提供し、新たなる可能性を秘めています。

ここでの魅力は何と言っても即戦力を養うことができる点です。東南アジアは勢いに満ちた地域であり、そのダイナミズムの中でスキルを磨くことができます。また、グローバル人材としての成長も期待できます。そして何より、うまくいけばこれが海外就職への扉を開くことにも繋がります

現在、私自身もこの魅力ある地、ベトナムのホーチミンでインターンシップを経験しています。この経験から得た洞察をもとに、東南アジアでのインターンシップを自力で手に入れる方法について探求してみたいと思います。どのようにすればこの地域での貴重な経験を得ることができるのか、その手法や秘訣について探っていきましょう。

目次

1. 目的を明確にする

業界や分野の興味を特定する

東南アジアでインターンシップを獲得する第一歩は、目的を明確にすることです。

まずは、自分がどのような業界や分野に興味があるのかを特定する必要があります。IT、ファッション、NGO、文化関連分野等、自分の関心と能力に最適な分野を選定しましょう。次に、どの国や都市で過ごしたいのかを考えます。東南アジア各国は文化や言語が異なるので、自分に合う国柄や都市を選定する必要があります。特に人口規模や国際性、輸送アクセス、コストなど実際に滞在する上で重要な要因を考慮したいですね。

希望する国や都市の選定方法

業界や国・都市の選定には、自分の関心事だけでなく、それらの国や業界での実務経験の機会を最大限に得られる可能性も考慮したい。興味分野の動向調査や、既存の人脈を活用した情報収集が役立ちます。目的を明確にして候補を絞り込めば、具体的なインターンシップ先を探す第一歩となります。自分に合った環境を見つけられるよう、この初期段階を丁寧に過ごしたいですね。

2. インターンシップの機会を探す

インターンシップ機会の探し方と方法

インターンシップの機会を探す方法として、以下の点が考えられます。

  • インターンシップサイトの活用:東南アジア各国の代表的なインターンシップサイトを調査し、自分の条件に合った機会をチェックする。
  • 企業・団体のWebサイト検索:目的の業界の企業や団体は自らインターンを募集している場合が多い。直接機会を探す。
  • SNSの活用:リンクードなどSNSで、自分のプロフィールを共有し目的の業界関係者に自分の関心事をアピールする。
  • キャリアセンターへの相談:在学大学のキャリアサポートセンターや、東南アジアの特定大学のキャリアセンターにインターン機会について相談する。
  • 業界イベントへの参加:目的の業界の国内外のイベントに参加し、現地関係者とのネットワークを構築する。
  • 関係者へのDIRECTメール:目的組織の関係者に直接メールで自分の関心と動機を伝える。

様々な手段で幅広く情報収集を進めることで、適切なインターンシップ機会を見つけられるようになります。関係者とのコネクションも重要な資産となります。

3. 履歴書やカバーレターの準備

インタビューを獲得するため、最良の履歴書とカバーレターが必要不可欠です。

履歴書の作成と重要ポイント

履歴書の作成に当たっては、以下の点に注意しましょう。

  • 教育歴と職務経験を年代順に整理する
  • スキルセットや資格を分かりやすく表記
  • 関連プロジェクトやアクティビティをアピール
  • 英語力を明記(TOEICスコア等)

カバーレターの効果的な記述方法

カバーレターは個人をアピールできるよう工夫しましょう。

  • 謝礼の有無に関わらず業務への熱意を伝える
  • その業界への理解と関心を説明
  • 志望動機とインターンでの期待結果を具体的に書く
  • 東南アジアでの経験活かせるスキルを強調
  • 必ずしも決め手とはならないが、現地言語力をアピール

どちらも内容・構成・表現を工夫し、自分を正しく伝えられるかが鍵だ。練習とフィードバックを重ねることで、最適な文章が作成できます。

私が実際に提出したカバーレターの例

今回、実際に私が使用したカバーレターの例をご紹介します。より詳しい応募の仕方など気になる方は、SNSで気軽にご質問くださいね。

4. 現地の文化や言語の理解

東南アジア各国は文化的多様性に富んでいます。文化理解がインターンシップ成功の鍵の一つです。

東南アジアの文化多様性の理解

  • 各国の歴史や宗教、習慣など基本的な文化事情を理解する
  • 様々な民族グループとその文化が共生する社会構成を学ぶ
  • 仕事場のエチケットとマナーの違いに注意する
  • 地域差や世代差も含めた多様な価値観を尊重する

現地言語の基本的理解とその重要性

また、現地言語が話せるとコミュニケーションが格段に円滑になります。

  • 目的国の基本的な挨拶表現を覚える
  • 日常会話に必要な表現を習得する
  • 名刺のやり取りは現地語が望ましい
  • 現地スタッフとの信頼関係にも言語力は影響する

現地スタディツアーや外国語学校、アプリ学習などを活用して、文化と言語力の習得を図りましょう。インターンシップ成功の一助となるでしょう。理解と尊重が重要です。

5. インタビューの準備と実施

インタビューは獲得の鍵となるため、これなりの準備が必要です。

インタビューでの成功のための準備

インタビューでの成功のためには、

  • 会社や業務内容を徹底的に調査する
  • 履歴書とカバーレターをバックグラウンドに熟知する
  • 可能な質問に答えられるよう事前検討する
  • 録音や質問複習で練習を重ねる

自己アピールとモチベーションの効果的な伝え方

自己アピールでは、

  • 業務への強い興味と熱意を表す
  • 関連スキルや資格を活かせることを説明する
  • 学習意欲と成長力をアピールする
  • 目標と成果例を具体的に説明する

モチベーションは、

  • 東南アジアでの経験値の高さをアピール
  • 現地採用によるメリットを提案する
  • 組織と自己の向上に寄与できることを強調する

を心がけましょう。周到な準備と自然なアピールで、インタビューにチャレンジしましょう。

私が実際に面接で聞かれたこと

私はベトナム、ホーチミンのIT企業でインターンを経験していますが、実際に面接で聞かれたことを例としてピックアップしてみました。面接官はベトナム人の方でしたが、日本経験がある方だったので面接は日本語と英語で行われました。

  • 志望動機
  • 学校で何を専攻しているか
  • ITのスキルについて、ポートフォリオはありますか?
  • 今から英語で話してみてください
  • インターンでやりたいこと、自分の能力について、どう貢献できるか
  • インターン後の進路、そのまま働きたいかどうか
  • 入国後の生活について

こんな感じです。実際の面接はかなりカジュアルでした。日本の就活面接のような緊張感はなかったです。

6. ビザや滞在許可の手続き

インターンシップにはビザが必要になります。

  • 通常、インターンシップの会社から招聘状を取得する
  • 東南アジアの日本大使館でビザ申請を行う
  • 必要書類はパスポート、写真、招聘状、保証人届など
  • インターン期間が長い場合は滞在許可証も取得する

各国のビザ種類は以下のとおりです。

  • タイ:遊学ビザ(90日)か非常勤労働許可証(1年まで)
  • マレーシア:学生ビザ(1-12ヶ月)
  • インドネシア:非通常滞在許可(90日以内)
  • フィリピン:特別活動ビザ(90日)
  • ベトナム:労働許可証(3-12ヶ月)

手続きは早めが良い。必要書類が未提出の場合は却下されることがありますのでご注意を。

大使館に直接尋ねたり、手続き代行サービスも利用できます。準備不足はビザ取得の妨げになるので注意深く進めたいです。

7. インターンシップ後のフォローアップ

インターンシップ終了後も、関係維持と成果のフォローアップが重要です。

関係維持では、

  • SNSでのコネクション活用
  • 書面での謝意表明と更新情報共有
  • 業務成果報告会への参加
  • 互恵的な支援関係構築

将来のために、

  • 手に入れたスキルと知識をアップデート
  • 新しいキャリアパスや研修機会を模索
  • 様々な機会を関係者と共有

メンターや上司とは、

  • 信頼関係を軸に目標設定とフィードバック
  • 定期的なキャリアアドバイスとコツコツとの成長
  • 永続的な支援ネットワーク形成

を図る。インターン終了後もキャリアアップへの糧とする関係づくりが大切です。

まとめ

本文を通じて、東南アジアでのインターンシップの魅力と手法について検討しました。

東南アジアは、ダイナミックな経済成長とグローバル化が進む地域です。この地域でインターンシップを果たすことで、現場感覚を磨き、グローバルスキルを身に付けることができます。

もちろん、英語圏での経験も大切ですが、東南アジアでは異なる文化体験と視点形成が可能です。実務経験は海外進出へのチャンスにもつながります。

インターンシップ獲得の手法としては、目的や関心分野の設定から始め、オンラインやネットワーキングを通じた機会探しが重要です。履歴書・カバーレターの作成とインタビューでの自己アピールも鍵だと考えられます。

また文化理解と現地語力、ビザ取得にも注意が必要です。インターン期間中は積極的な学習と、その後の関係維持も大切です。

私自身、ベトナムの経験からも、この地域でのインターンは総合的スキルの習得にもつながる貴重な決定だと再認識しました。強いモチベーションと覚悟の下、臨機応変なアプローチが求められるでしょう。

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この記事を書いた人

青山学院大学で映像製作を専攻し、コンテンツ制作について学ぶ。現在はオーストラリアのクイーンズランドに留学中。ITやビジネスについて学ぶ。

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