ドバイは世界クラスの高層ビルと豪華なショッピングモールが林立し、一方で中東の伝統的な文化や宗教的な遺産も息づく都市です。私にとって、日本とは全く異なるドバイでの滞在は貴重な経験となりました。今回は私自身のドバイ滞在の経験を元に、ドバイの情報やおすすめ観光スポットについて紹介したいと思います。
ドバイの基本情報
ドバイは中東地域に位置するアラブ首長国連邦（UAE）の都市であり、中東屈指の世界都市と呼ばれ、近年経済が急速に成長しています。
私は昨年の夏休みに日本からドバイまで直行便で約15時間のフライトに乗り、2週間ほど滞在してきました。日本との時差は5時間で、日本の方が5時間進んでいます。
ドバイの気候は砂漠気候で年間を通して暑く、特に夏季は気温が40℃を超えることもよくあります。私は8月から9月にドバイに滞在したのですが、日本と比べて湿度が低いのと、建物の中は冷房が効いていて涼しかったため、過ごしやすかったです。
宗教はイスラム教が国教のため、ショッピングモールに入ると、多くの人がヒジャブやブルカ、チャードルを着用していました。
ドバイに行く前に気になること
言語
アラブ首長国連邦の公用語はアラビア語とされていますが、人口の多くが外国人で構成されているため、英語が通じるところがほとんどです。ショッピングモールやレストラン、道路標識もほとんどがアラビア語と英語で書かれているため、言語の面で特に困ったことはありませんでした。現地で出会った人たちは国際色豊かで、ドバイ出身のエミラティ、フランス人、エジプト人、トルコ人、パキスタン人、フィリピン人、チュニジア人、モロッコ人などでした。このように、様々な国の人がいるため、現地のエミラティの人も英語で話すことがほとんどだと言っていました。
治安
結論から言うと、ドバイは治安が比較的良いと言えます。外務省の海外安全ホームページを見ると、ドバイは2023年現在危険な地域に区分されていません。日本やオーストラリアと同等の治安とされています。ドバイは日中の気温が暑いため外出する人が少なく、夜に外出する人が多く、モールやお店も夜遅くまで営業している場所が多くありました。女性や子どもも夜に出かけたり、公園で遊んだりしていて驚きました。
ドバイのおすすめ観光スポット
ドバイは近代的な街並みもありつつ、歴史的なエリア、砂漠などの自然があるエリアもあり、観光地として魅力的な場所です。また、世界一〇〇という場所が沢山あります。今回は4つに絞って紹介します。
バキスタヤ地区（アル・ファヒーディ歴史地区）
バキスタヤ地区（アル・ファヒーディ歴史地区）は伝統的な建築物が残る遺産地区で、近代的な建物が多いドバイの中で珍しい、歴史的な風景を存分に楽しむことのできるエリアです。このエリアにはお土産屋、コーヒー博物館、レストランなど様々なお店が立ち並んでいます。
私のおすすめはコーヒー博物館です。世界各国のコーヒーを飲み、歴史を知ることができます。私はアラビックコーヒーと一緒にドバイ定番の果物デーツをいただきました。コーヒー好きにはたまらない場所です。
ドバイモール
ドバイモールは世界最大のショッピングモールで、その大きさは総面積約111.5万平方メートルです。広すぎるため、1日ではすべて回りきることができませんし、地図がないとすぐ道に迷います。世界中の有名ブランドのお店やレストランは勿論、世界最大の水槽の水族館、スケート場、キッザニアなど、ショッピングだけではなく、様々なアクティビティも体験できます。
ちなみに、日本食レストランやダイソー、無印良品など日本のお店もありました。
ジュメイラモスク
ジュメイラモスクはドバイで一番大きなモスクであり、異教徒にも開放されているモスクのため、観光客向けのツアーなどがあります。私はツアーに参加し、イスラム教の習慣などの説明を受けながらモスクを見学してきました。礼拝所に入る際はヒジャブやアバヤの貸し出しがあり、それを着用し入場します。
私はモスクに入るのが初めてだったため、その美しさに感動しました。ツアーでは流暢な英語でラマダーンの過ごし方、メッカの説明、イスラム教徒の結婚など様々な話を聞くことができ、今まで知らなかったイスラム教の知識をつけることができました。
デザートサファリ（砂漠ツアー）
私は砂漠を車で豪快にドライブした後、キャンプサイトでディナーを食べながらショーを鑑賞するデザートサファリに参加してきました。砂漠でのドライブはスリル満点で、運転手のお兄さんが急にアクセルを踏んだり、急に右折左折したりするので、シートベルトは必須です。
キャンプサイトではヘナタトゥー（1週間～2週間ほどで消えるタトゥー）を体験できる場所があり、無料で手の甲にお花を描いてもらいました。ディナーショーはダンスやファイヤーショーが1時間ほどあり、とても見ごたえがありました。
まとめ
ドバイはモダンと伝統が交錯する都市で、他の国では得ることのできない観光体験を経験することができます。歴史的なエリアから近代的なエリア、壮大な砂漠などの自然を感じることのできる魅力的な都市です。また、英語が通じ、治安が良いため、日本人にとって行きやすい観光地と言えるでしょう。日本とは全く異なる異国情緒を体験できるエキゾチックな都市ドバイへ行ってみてはいかがでしょうか。
